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<<   作成日時 : 2008/04/17 15:01   >>

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高齢者を虐待か 栄養失調に…岡山のグループホーム

岡山県津山市日本原のグループホームで、入所している高齢者の体重が激減して栄養失調状態になり、同市は17日、適切な食事をさせていなかったなどの虐待があったとして、施設を運営するNPO法人「高齢者介護研究研修実践の会Ring」に対し、介護保険法に基づき、事業者指定の取り消し処分を通知した。5人の全入所者の体重が十数キロから数キロ減っていた。市は高齢者虐待の実態を詳しく調査する。厚生労働省によると、虐待を理由にした事業者指定の取り消しは全国で初めてという。

 市の説明などによると、同法人が運営する「グループホームRing」は2004年7月に開所。入所していた5人は70〜90歳代の女性で、市が家族らからの連絡を受けて3月に立ち入り調査した。

 その結果、5人のうち1人は、入所前の06年12月に45キロあった体重が28キロに減っていた。他の4人も十数キロから数キロ減っていたという。医師による健康診断で、3人が栄養失調とされ、その後、2人が退所した。

 市は、施設側が体重減を知りながら、栄養状態を改善する適切な対策を取らず、放置していたと判断。聴聞を行ったうえで、事実上の虐待に当たるとして今月末で事業者指定を取り消すことを決めた。これによって同施設の運営は不可能となる。現在も入所している3人のうち、2人は別施設への転出が決まっている。

 同市の島田洋治・高齢介護課長は「高齢者の尊厳を傷つける行為で、許すことはできず、処分を決めた。このような問題が二度と起きないよう、他の事業者も指導したい」と話している。

 同法人の藤井諭理事長は「入居者の状態に合わせ、適切に食事をさせていた。体重が減ったというが、入所時の体重は定かでない。長期間の放置などは一切なく、市の処分に憤りを感じる」と話している。津山労働基準監督署は3月24日、職員2人に計6か月分の賃金計約92万円を期日までに支払わなかったとして、同法人を労働基準法違反の疑いで書類送検している。 読売新聞 夕刊 地域のニュース 関西発 2008年04月17日 15:01:00 無断転載禁止

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